秋晴れと紅葉 南ア・椹島を歩く 2011.10.26-27

夏の沢登の帰り、雪の山々への登行で、以前この東俣林道をよく歩いた。赤石ダムができたりして当時とかなり景色は変わってきたけれど、周りの山々の雄大さは変わるわけもない。
昨日の夜、夕食をとりながら米ちゃんと話をした。「今年の紅葉はあまり良くないよ。こんなものじゃないよ。」と言っていた。ぼくはよく南アルプスに来るけれど、この時期に椹島に来るのは初めてだから例年の状況はわからない。今日、見た限り、そんなに派手ではないけれど、いえいえ、こんな素晴らしい紅葉はないと思った。
今年一番の冷え込みの朝、外に出るとピリッとした寒さが気持ちが良かった。空は雲一つない青い空、久々の秋晴れだ。朝相当冷え込んだのだろう林道脇の草の上には薄く霜が降りていた。大井川の谷間、まだ朝日はあったって来ない中、歩き始めた。
牛首峠、三角形をした赤石岳が見えた。朝日をしっかり受け、赤石沢の燃えるような紅葉の奥にすくっと山頂を持ち上げていた。この林道からはここでしか山頂付近が見えない。じっくりと見た。
牛首峠からの赤石岳
このところ東京は気温が高くて、寒さに慣れていないせいか歩いていてもちょっと寒い。昨日は赤石沢の水はちょっと濁っていたが、今日はきれいな水が流れている。
今日は水がきれいになった
遠く、笊ヶ岳の稜線が見えてくると、赤石ダムのバックウォーターに入る。鳥森山の山腹の紅葉が乳白緑色とも言おうか、波のない湖水に映っている。何とも言えない景観だ。次から次にシャッターを切っていく。ちょっと止まって目の奥に焼き付ける。トンネルの中、遠く先の出口に紅葉した木が見えていた。こんな情景が大好きだ。
湖面に映る

出口の先に紅葉が
道の横に植栽されたイチイの木にたくさんの赤い実がなっていた。ちょっとガードレールに乗って、実をいただいた。秋の味覚、甘さが口全体に広がった。
後ろを振り返ると、次の3000m級の山、聖岳が天高くそびえている。初めて冬の南アに来たとき、真っ白な聖岳を見たときのことを思い出した。
天高く聖岳が見える
赤石度を通り過ぎ、王面の紅葉を楽しみ、日当たりの良いカーブで、蓮井さんの運転する送迎バスに拾われて下山した。
にしき

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