富士山を望む 乾徳山 2011.11.3

昔、乾徳山は夜行日帰りで行く山だった。新宿23:55発の松本行普通列車に乗り、夜中の塩山駅で下車、仮眠をとって朝一番のバスを待った。今は車、特急を使えば日帰りの可能な山となった。
今は裏の大平に車で上がることができ、簡単に登れるけれど、せっかく登るんだから昔からの登山道を登る。タクシーで徳和のバス停の上、道の悪くなるところまで上がってもらい歩き始めた。
最初はヒノキの暗い人工造林地の道、空も曇っているので昼間でもきわめて暗い道で、ちょっと気が滅入りそうなみちなのだ。
そんな道も広葉樹林に入ると明るく、紅葉も進んで目を楽しませてくれた。木々の合間から富士山が見えた。曇っているけれどはっきり見えた。そのうちぽつぽつ雨が降ってきた。結構本降りになったので文句を言いながら雨具を着る。雨具を着ての歩行は暑い。扇平に登る途中で雨もやんだので雨具を脱いだ。
頂上の直下は岩場が続く。ここがちょっと面白いところだ。先ほどの雨も乾いてラッキーだ。足場はたくさんの登山者が踏んでいるので、角が丸まって磨かれ、ちょっと滑りそうだ。最後のクラックの岩場を登り山頂に到着した。
雨はやんだものの、雲が多い。しかし、意外と視界は遠くまであり、富士山はもちろん、南アルプスのすべての峰々のパノラマが広がっていた。甲府盆地の向こうの山々は墨絵のような白黒のコントラストを重ね、すぐ下のカラマツの森は金色に輝き始めていた。
南アルプスのパノラマ

墨絵のようなコントラストとカラマツの紅葉
山頂は狭く、パノラマを楽しんだ後、岩場途中にあった広場でゆっくりした。ここからの富士山の景色も最高だった。ゆっくりしたかったが、日も短い季節なのでまもなく下山を始めた。
富士山をバックに

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